バリアフリー・シニアライフ リフォーム
バリアフリーリフォーム
元気で、住み慣れた家で暮らし続けたいと、誰もが願うことです。
長年、住み慣れた家でも、高齢になると少しの段差でつまづいたり、玄関の上がり框が高く感じられたり、階段の上り下りが苦痛になったりするものです。高齢者の家庭内事故で最も多いのは、転倒・転落・浴槽内の事故です。
「住み慣れたところが、一番安全」だと思っているお家の中で思いもしない事故が起こっています。
運動能力や感覚機能が低下すると、健常者には何でもない、わずか数ミリ程度の「ちょっとした段差」でも、つまづいたり、転倒・転落したりすることが多くなります。中にはそれが原因で寝たきりになってしまうことも…。
また、そのことが自ずと行動範囲を狭め、精神的な自信喪失を招き、身体能力の更なる低下を加速させてしまいます。
介助に頼り切りになってしまっては、介護する側の負担も増すばかり。
住環境の改善は、身体的にも精神的にも、本人の「自立」を促し、介護される側にも、介護する側にも、「心のゆとり」をもたらします。
バリアフリーリフォームは建物の状況はもちろんですが、一人ひとりの身体の状態やご家族の状況などライフスタイルを十分把握した上での改修が必要です。そのために、本人、家族、医師、リハビリの先生、福祉関係者(ケアマネージャー等)と十分に相談しあい、検討することが大切です。
介護保険を利用した住宅改修制度
在宅での生活に支障が無いように、手すりの取付け等特定の住宅改修を行った場合に、一定の限度額内においてかかった費用の9割(一定以上所得者の場合は8割または7割)が住宅改修費として支給されます。
下記の改修工事が対象となります。(新築、増築の場合は対象外)
(1)手すりの取付け
(2)段差の解消
(3)滑りの防止及び移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
(4)引き戸等への扉の取替え
(5)洋式便器等への便器の取替え
(6)上記(1)~(5)の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修
- 手すりの取付けのための壁の下地補強
- 浴室の床の段差解消(浴室の床のかさ上げ)に伴う給排水設備工事
- スロープの設置に伴う転落や脱輪防止を目的とする柵等の設置
- 床材の変更のための下地の補修や根太の補強または通路面の材料の変更のための路盤の整備
- 扉の取替えに伴う壁または柱の改修工事
- 便器の取替えに伴う給排水設備工事(水洗化または簡易水洗化に係るものを除く。)、便器の取替えに伴う床材の変更
住宅改修費の支給限度額は20万円です。
当社は横須賀市受領委任払い制度取り扱い事業者として登録をしております。
詳しくはお問い合わせください。
手すりの設置
玄関、廊下、トイレ、浴室など設置するシーンは様々です。手すりを設置するには下地が必要です。
特にトイレ内は手すりが必要となる生活になる前に下地を仕込んでおくことをオススメします。
手すりは使う人、使う場所によって高さ、太さ、長さ、材質を選定します。
生活する人のライフスタイル、身体の状況などをしっかり理解した上で必要な箇所に手摺を設置することが大切です。
段差の解消
年齢を重ねて足腰が衰えてくると玄関やトイレ、浴室など、若いときには何でもなかった段差や狭さが苦になったり、思わぬ事故の原因になったりします。
転倒防止の段差解消、廊下や間口を広くするなどの備えがあれば、いざというときに安心ですし、小さなお子様やお年寄りの住宅内事故などを未然に防ぐことができます。
スロープの設置
車椅子で生活されている方にはわずかな階段は大変辛い障害になります。玄関のアプローチを段差のないスロープにすることで、歩行が不自由な方や車椅子での出入りがしやすくなり、介護する方も安心です。
スロープと一緒に手すりも併せて設置することをお勧めします。
建具・内装材
☆建具
建具をドアから引き戸にすると、開閉動作が安定し転倒予防につながります。前後に開閉させる開き戸の場合、扉の開閉スペースが必要ですが、横にスライドさせて開閉する引戸は、限られたスペースで広い開口部を得られることがでます。
既存の開き戸の枠をそのまま利用し引き戸を設置することもできます。また、使いやすい形状のドアノブ を選びます。
☆内装材
室内の転倒事故は想像以上に多いものです。
畳は湿気に弱くカビやダニを発生させますが、フローリングであれば軽い水拭きも可能なので室内を清潔に保てます。また介護ベッドを設置しても床が傷んだり凹むことはありません。転倒防止のために防滑コーティングを施すこともできます。
衝撃吸収機能のあるフローリング材は万一転倒しても衝撃を吸収するので、ケガをしにくい製品です。
高齢者向け施設や住宅、幼稚園や保育園などの施設にはもちろん、一般住宅にもおすすめです。
浴室・洗面化粧台
☆浴室・ユニットバス
ベンチに腰をかけてシャワーを浴びたり、座ったまま浴槽へ移動でるタイプ。背もたれ兼手すりが浴槽へ移動をサポートします。
☆洗面化粧台
車椅子をお使いの方、介護する方まであらゆる人が安全で快適に使用できるように配慮されています。さまざまな用途やスペースに対応可能です。
☆トイレ
車椅子でも出入りがしやすい空間設計、立ち座りをサポートする手すりやアームレストの設置、汚れの染み込みやニオイ抑制する床材、室内に後付けできるベッドサイドトイレなど、ご要望に応じたプランをご提案します。
ホームエレベーター
高齢者の方や体の不自由な方がいるご家庭はもちろん、2階にリビングや水廻りがあったり、小さなお子様がいらっしゃるご家庭、また重い荷物を運ぶ際にも便利です。
住宅の構造や設置するスペース、一度に乗る人数、車椅子の有無によって必要な広さが異なります。
ご家庭に合わせて最適なプランをご提案します。
シニアライフ・リフォーム
子育てが一段落したシニア世代。
長年住み慣れた我が家は手直しが必要なリフォーム時期に入っています。
日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳(2018年構成労働省発表)と、40年間で20年も延びました。
子どもが巣立った後、自分たちのライフスタイルに合わせた快適で安全な住まいのリフォームを考えてみませんか。
☆断熱性能・耐震性能・防犯性能の高い住まいに。
築年数が経過した住まいは断熱性能が低く、快適とは言えません。特に寒い浴室、洗面脱衣室は危険です。
高齢になると気温の変化に敏感になり、体調も左右されやすくなります。お住まいの断熱を見直してみてはいかがでしょうか。
また、築20年~30年もたつと、どうしても耐震性や安全性に不安がでてきます。リフォームの機会に耐震性や防犯性などしっかりチェックしましょう。
☆パーソナルスペースがあると理想的。
いまのシニア世代には多趣味の方が大勢いらっしゃいます。お互い気兼ねなく趣味の時間を過ごすことができるスペースがあると理想的です。
使わなくなった子ども部屋を区切って、二人で使うのもいいですね。趣味がない方でも、自分のスペースがあると思うだけで、心の余裕につながります。
☆夫婦別の寝室に
寝室が夫婦同室で問題ないというご家庭であればもちろんそのままで構いませんが、
いびきや生活時間のずれなどでなかなか熟睡できないという方も。寝室を引き戸やパーティションで仕切ることもできます。
☆一緒に過ごすLDKを快適な空間に。
LDKは一番長い時間を過ごす場所です。食事をしたりテレビを見たり、リビングでパソコンや読書をするのもいいですね。
また、キッチンはほとんど奥様が家事を任されていたけれど、ご夫婦ふたりでキッチンにたったりご主人が料理を始められる方も。
そんなご夫婦には対面式やアイランド式のキッチンがお勧めです。子供たちや友人を招待できる楽しい空間にリフォームしてみては。
☆機能的な収納 思い切って断捨離を。
子供たちの思い出は、なかなか捨てられないものです。子供部屋がそのまま、物置になってしまっている家も多いですね。
本当に大切なものを残して断捨離することも必要です。
収納のポイントは、必要なものをすぐに取り出せて、大切なものをしっかり保存することです。